第12回葬儀・法要コラム「通夜・葬儀の主催者である喪主・世話役の決定について」

喪主を決める

 

  喪主は葬儀の主催者であり、遺族を代表して弔問を受ける重要な立場です。多くの場合は、故人と最も縁の深い人が喪主になります。

喪主は誰がなるかという問題がありますが、世帯主が亡くなった場合は配偶者が、世帯主以外が亡くなった場合は世帯主または子供がなることが多いです。喪主が未成年の時は、故人の近親者が後見人を務めます。また、故人に近親者がいない場合は、末長く故人の供養ができる縁の深い友人や知人が喪主になる場合もあります。

 女性の方が喪主になることももちろん問題ありません。誰がならなければいけない、という決まりはありませんので、家族で話し合って決めることがよろしいでしょう。

 喪主は通夜・葬儀を通じて故人のそばにいて弔問を受けますが、弔問客を出迎えたり見送ったりはしないしきたりです。

 

寺院・神社・教会への連絡

 

寺院への連絡

 菩提寺があり、仏教で葬儀を行う場合は死亡後、なるべく早く菩提寺に連絡をします。菩提寺に不幸があったことを伝えることで、自然と葬儀日程の調整へと進みます。また、寺院によっては枕経のお参りに来てもらうこともあります。

 菩提寺があるけれども、遠方で依頼が難しい場合もあると思います。そのときは、菩提寺と同じ宗派で、斎場から近いお寺に依頼するとよいでしょう。

 また菩提寺がない場合は葬儀社に宗派を伝え、僧侶を紹介してもらいます。(お寺の窓口には各地域の各宗派が揃っていますので、参考にしていただけます)

 

神社への連絡

 神道で葬儀を行う場合は、故人が氏子となっている神社の神官に連絡し、通夜・葬儀の日程を相談します。氏神がわからない場合は、葬儀社に葬儀を司る神社を紹介してもらいます。

 

教会への連絡

 故人の所属教会に連絡をし、通夜・葬儀を依頼し、日程を相談します。また臨終に神父や牧師が立ち会っている場合は、その時に相談するのがいいでしょう。

 

世話役代表と各世話役の依頼

 

 一般的な葬儀では、遺族にかわって葬儀の実際を取り仕切ってもらう世話役が必要です。世話役とは、葬儀の際に喪主をサポートして、葬儀全般の進行が円滑になるようにとりはからう役目をいいます。

 まず、葬儀の葬式を行う世話役代表を、親族や親しい友人や知人の中から喪家の事情に詳しい人を選んで依頼します。そのうえで、葬儀の規模や形式に応じて、受付・会計・進行・台所・接待などの係を担当してもらう世話役を依頼します。

 世話役の服装は、葬儀以外に、遺族との相談や打ち合わせをする場合は、地味な平服を着用します。通夜から告別式までは、世話役代表などは喪家側の立場から正式喪服を着用します。ほかの世話役は、略装を着用します。また世話役は弔問客に紛れないため、黒い喪章やリボンを付けます。このとき、リボンに係名を記せば、世話役間の連絡もしやすく、弔問客も間違えたりしないでしょう。

葬儀における世話役と係の内容

 

・世話役代表

 喪主、僧侶、葬儀社などと葬儀全般について打ち合わせをし、各世話役に指示を出します。また通夜・葬儀には遺族側として参列します。

・進行係

 葬儀の進行について葬儀社や世話役代表と打ち合わせをし、弔電を整理します。また葬儀・告別式の司会をすることもあります。

・会計係

 遺族から預かった現金の出納管理を行い、会計簿を作り、すべての出入金の管理をします。また受付から香典を預かり、喪主に渡します。

・受付係

 通夜・葬儀の受付での弔問客の対応を行います。香典を預かり、香典長に記入し、供物・供花の記帳も行います。その際に会葬令状や返礼品を渡す準備もします。

・台所・接待係

 接待用の茶菓子や通夜振る舞いの準備を行います。遺族や世話役の食事の用意や、弔問客や僧侶の接待も行います。

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