【実体験が語る終活の真髄】私が「生前対策」の専門家になった理由と、行政に頼り切れない「おひとり様」の現実

「行政書士」という枠を超えて:地域に孤独な人を作らない

現代社会、特に地方都市において「高齢化」と「空き家問題」は深刻な課題となっています。今回取材させていただきました行政書士の先生は、

単なる書類作成の代行者ではなく、**「地域に孤独な人を作らない」**という強い理念のもと、日々活動しています。

なぜ、そこまで「孤独」や「生前対策」にこだわるのか。それは、先生自身が50代で経験した壮絶な「死」と「介護」の原体験があるからです。

52歳でのがん告知。「死」の不安を「安心」に変えたのは自らの備え

私は52歳のとき、子宮体がんを経験しました。幸いにも早期発見で手術は成功しましたが、「がん」という言葉を聞いたときのショックは筆舌に尽くしがたいものでした。「私はこのまま死んでしまうのか」という恐怖に直面したとき、真っ先に行ったのが**「自分自身の終活」**です。

エンディングノートを書き、遺言書を自ら作成しました。その過程で気づいたのは、**「もしもの時の道筋を整えておくことが、どれほど心の平安に繋がるか」**という事実です。この経験こそが、相談者様に寄り添う私の「傾聴」スタイルの根幹となっています。

父の突然の介護。行政の窓口で渡された「36ページの冊子」に絶望した日

もう一つのきっかけは、80歳を過ぎて元気に農作業をしていた父が突然倒れたことです。昨日までチェンソーを持って木を切っていた父が、ドクターヘリで運ばれ、一瞬にして要介護状態になりました。

私はかつて介護職員として特別養護老人ホームに勤務していたため、現場の知識はありました。しかし、「家族」として行政の窓口を訪れた際、手渡されたのは36ページにも及ぶ事業者リストの冊子だけだったのです。

「この中から信頼できるケアマネジャーを探してください」と言われましたが、文字だけの情報から父に最適なサポートを選ぶことは不可能に近いと感じ、「目が点」になりました。このとき、「民間である私が、信頼できる人を直接繋ぐ窓口になれば、もっと多くの人を救えるはずだ」と確信したのです。

介護現場を知る行政書士だからできる「オーダーメイドの提案」

私は行政書士になる前、介護職員としてお年寄りの身の回りのお世話をしてきました。そのため、認知症が進んだ方の不安や、施設入所を検討する際のご家族の葛藤を肌で理解しています。

当事務所が選ばれる最大の理由は、単なる法律相談ではなく、**「現場経験に基づいた丁寧なヒアリング(傾聴)」**にあります。お一人おひとりの人生の物語に耳を傾け、その人にとって最適な「生前対策」をご提案します。

まとめ:未来の不安を「今」の安心に変えるために

「終活」は決して死ぬための準備ではありません。残りの人生をより良く、自分らしく生きるためのポジティブなアクションです。がんを経験し、親の介護に奔走した私だからこそ、あなたの「誰にも言えない不安」を共有し、共に解決策を見出すことができます。

一人で悩まず、まずはその不安を言葉にしてみませんか。

 

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